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フィナンシェとマドレーヌの違いとは?

2022年9月22日

■フィナンシェとマドレーヌの違いとは?

「フィナンシェ」と「マドレーヌ」。洋菓子店では並べて陳列されていることの多い見た目のよく似たこの2つの焼き菓子。日本人にもなじみの深いフランス発祥の焼き菓子ですが、その違いをご存知ですか?

■フィナンシェとは?どんなお菓子?

「フィナンシェ(フランス語: financier)」は17世紀にカトリック教会女子修道会の修道女によって作られたのが起源の焼き菓子。
フランス語で「金持ち」「金融家」という意味の言葉で、金融家が背広を汚さずササッと手軽に食べられるように作られ、パリ証券取引所周辺の金融街から広まったそうです。縦長の小さな台形の金型で作られた形が金塊に似ていることからこの名前が付いたとも言われています。
材料にはアーモンドプードル(アーモンドを粉末にしたもの)を小麦粉と同量、もしくはそれ以上に使用し、卵白、焦がしバター(フランス語:beurre noisette)、砂糖を混ぜてフィナンシェ型に入れて焼きます。フィナンシェはマドレーヌと違い、全卵ではなく卵白のみを使います。外側がサックリ、内側はしっとりとした口当たりで、アーモンドと焦がしバターの香ばしい風味が特徴で紅茶のお茶菓子として大変相性が良いとされています。
最近では抹茶やチョコレートを使用した色々なフレーバーのものがあり、丸い形をしたもの、正方形の物など様々なバリエーションがあります。

■マドレーヌとは?どんなお菓子?

「マドレーヌ(フランス語: madeleine)」の発祥や名前の由来については諸説あるようですが、一説ではこのお菓子を作った女性の名前にちなんで名付けられたそうです。
1755年、ロレーヌ公スタニスラスの館の料理長とパティシエが喧嘩して館を出て行った際、召使のマドレーヌがありあわせの材料と厨房にあったホタテの貝殻を使って祖母から教わった焼き菓子を作ったということに由来するのだそう。
他の説でも由来が女性の名前であることはちがいないようです。

マドレーヌはバター、小麦粉、卵をたっぷり使い、貝殻をイメージした焼き型、もしくは、平たいカップケーキのようなマドレーヌ型に入れて焼きます。溶かしバターの風味が甘く香る、ふんわりした素朴な味わい形が特徴です。

日本ではマドレーヌを焼くときに平たい菊型を使いますが、それは別の焼き菓子が日本に伝わった際、マドレーヌと混同され、菊型がマドレーヌの型として使われることが多かったからだそうです。

■フィナンシェとマドレーヌ、カロリーが高いのはどっち?

「フィナンシェ」と「マドレーヌ」を比較してみると、やや「マドレーヌ」の方がカロリーが高くなる場合が多いようです。その理由はバターの使用量。「マドレーヌ」はバターを多く使用するため、全体的なカロリー総数も高くなります。
レシピによって「フィナンシェ」のほうがカロリーが高くなる場合もあるため、あくまでも作り方によります。

■どちらも「紅茶」と一緒にいただくのがおすすめ♪

焦がしバターの濃厚な風味とアーモンドの香ばしさが魅力的な「フィナンシェ」、バターの風味としっとりとした食感が人気の「マドレーヌ」は、どちらも紅茶と相性がぴったり。濃厚な味わいと風味の「フィナンシェ」も「マドレーヌ」も、サッパリといただけるストレートの紅茶といただくのがおすすめです。

よく似たフィナンシェとマドレーヌですが、実は “由来・材料・味わい” 全てが異なるものなのです。大きな違いは、フィナンシェは卵白のみを使うのに対して、マドレーヌは全卵を使うことです。現在ではフィナンシェにもマドレーヌにも色々な形、大きさ、フレーバーのものがあり、楽しみ方はさらに広がっていますね♪是非コーヒーや紅茶と一緒に、色々なフィナンシェとマドレーヌを食べ比べてみてくださいね。

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POWARED BY KOBE FRANTZ                                                                                                         画像出典:freepik