更新日: 2026年9月9日
■ 四季折々の美しい自然が楽しめる植物園
北海道南部に相当する冷涼な気候を生かして世界の高山植物や寒冷地植物、六甲の自生植物など約1,500種を野生に近い状態で栽培している神戸市の六甲山上(海抜865m)に位置する植物園「六甲高山植物園」。
日本の植物分類学の父・牧野富太郎氏もたびたび訪れた日本最古の民間高山植物園では、2026年2月21日(土)から3月8日(日)までの土日祝に「冬季特別開園」が実施されます。
1933年に開園し、先述の植物学者である牧野富太郎氏の指導を受けた歴史を持つこの植物園は、環境省の “民間の取り組みによって生物多様性の保全が図られている区域を国(主務大臣)が認定する制度およびその認定区域” である「自然共生サイト」にも認定されています。
園内では高山植物を平地や低い場所でも育てるために、高山の岩場の風景を模して作られた造園形式のロックガーデンや湿生植物区などのエリアが整備され、季節ごとに春のミズバショウ、初夏のクリンソウ、秋の紅葉など四季折々の美しい自然や景色を楽しむことができます。
– 植物紹介① –
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サトイモ科ミズバショウ属
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● ミズバショウ(水芭蕉)
└ 山野の湿地や沼地に大群落をつくって自生する多年草
[学名]Lysichiton camtschatcense
[別名]ベコノシタ/ウシノベロ(若葉に黒い斑点があり、形やサイズが牛の舌に似ていることから)、ヘビノマクラ
[分布]北海道、本州(兵庫県以北の主に日本海側)
[開花期]低地:4月〜5月、高地:融雪後の5月〜7月
[構造]ミズバショウには地上を直立する「茎」がなく、すべての葉や花柄は地下を横に這う肉質の根茎から直接生じる。
[葉]根生葉(こんせいよう):地下茎から直接生じる葉のみで構成される。

■ 春一番に咲く花に会いに行こう♪
六甲高山植物園は2025年12月1日(月)~2026年3月13日(金)までが冬季休園となりますが、雪を割って咲く早春の花々を沢山の人に観賞してもらいたいことから、毎年この時期に「冬季特別開園」が実施されています。
この時期は、植物学者・牧野富太郎氏が生涯愛した花として知られる「バイカオウレン」が日本有数の植栽面積(約50㎡)を誇る広大なエリアに咲きほこることでも知られています。
幼い頃より郷里佐川町に生えていたバイカオウレンが大好きだった牧野富太郎氏は、晩年は見舞人が持ってきたバイカオウレンに顔をこすり付けて喜び故郷高知を懐かしんだといわれており、そんなバイカオウレンの大群に包まれながらまだ厳しい冬の寒さの六甲山で “春の息吹” をしっかりと感じることができると、毎年この時期には人気のハイキングスポットの一つになっています。
– 植物紹介② –
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キンポウゲ科オウレン属
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● バイカオウレン(梅花黄蓮)
└ 日本の山林内にある、湿気を含んだ薄暗い林床や木陰に自生する常緑多年草
[学名]Coptis quinquefolia
[別名]ゴカヨウオウレン(五加葉黄蓮)
[分布]本州(福島県以南)から四国にかけて分布
[開花期]早春(2月〜4月頃)
[構造]草丈は約5cm〜15cmと非常に小型で、直径1.5cmほどの花が花茎の先端に1輪上向きに咲く。
[葉]すべて根元から生じる「根出葉(こんしゅつよう)」で、長い葉柄(長さ2〜13cm)の先端に葉がつく。

■ 先着100名様にヒメアジサイの苗プレゼント
寒さに負けず凛として咲くバイカオウレンの大群落以外にも、雪上を黄金色に彩るフクジュソウなどの “早春の花々” を観賞できる『冬季特別開園2026』の初日には、先着100名に「ヒメアジサイ」の花苗プレゼントが実施されます。
また期間中は早春の花を巡る花のガイド(約30分)も利用できるので、シーズンオープンに先がけてこの時期にしか見ることのできない草花を楽しめる「六甲高山植物園 冬季特別開園2026」にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
– 植物紹介③ –
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アジサイ科アジサイ属
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● ヒメアジサイ(姫紫陽花)
└ 昭和初期の1928年、植物学者・牧野富太郎博士が信越地方の民家に植えられていたものを発見し命名
[学名]Hydrangea serrata
[別名]ニワアジサイ(庭紫陽花)、テマリアジサイ(手鞠紫陽花)、マキノヒメアジサイ(牧野姫紫陽花)
[分布]主に本州などで植栽・栽培される(野生の自生地はなし)
[開花期]5月下旬〜7月下旬
[構造]伸びた枝の先端(頂生)に、直径10〜20cm程度のほぼ球形をした「てまり状」の散房花序をつける。
[葉]茎に対して2枚の葉が向かい合ってつく「対生(たいせい)」である。

■ 期間中はお得な回数券が “特別価格” で購入できる!
『冬季特別開園2026』の期間中には入園回数券(8回券)が特別割引価格:4,500円 → 3,200円(1,300円お得)で販売されます。
また六甲高山植物園オリジナルカレンダーのプレゼントも用意されているので、高山植物を収集したロックガーデンや渓流沿いの湿地、ブナの木陰など、それぞれの植物が環境にあわせて野生に近い状態で植栽された「六甲高山植物園 冬季特別開園2026」に訪れて、一足早く春の息吹を感じてみませんか♪
– 植物紹介④ –
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キンポウゲ科フクジュソウ属
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● フクジュソウ(福寿草)
└ 春一番に黄金色の花を咲かせる、根や茎など全草に強い毒性(強心配糖体)があるため、食べると非常に危険
[学名]:Adonis ramosa
[別名]元日草(ガンジツソウ)、朔日草(ツイタチソウ)、福神草、長寿草
[分布]北海道から本州の山野に多く自生
[開花期]2月〜4月(早春植物の代表で、地域や栽培環境により1月〜5月)
[構造]花が咲き始める頃は草丈数cmですが、開花後に茎が直立して枝分かれしながら10〜30cm程度まで成長。
[葉]茎に対して互生(ごせい:交互に生える)

【 六甲高山植物園冬季特別開園2026 】
■ 日時
2026年2月21日(土)~3月8日(日)の土日祝日
10:00~16:00(受付終了15:30)
・沖先生のぶらぶら園内ガイド
└ 3/7(土)①10:30~ ②13:00~ / 無料(約1時間)
・横山直樹氏特別ガイド
└ 3/14(土)①10:30~ ②13:00~ / 有料:1,000円(約1時間)
・早春の花をめぐるガイドツアー
└ ①10:30~ ②13:00~ / 無料(約30分)
■ 入館料
大人(高校生以上)800円
子供(4歳~小学生)400円
(※詳細は 公式サイト / 六甲山ビジターセンターをご参照ください。)
■ 休館日
詳細は 公式サイト / 営業時間・料金をご参照ください。
■ 場所
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
※当日は西入口のみ開門
■ お問い合わせ先
六甲高山植物園
TEL 078-891-1247
■ 公式サイト
六甲高山植物園 / シーズン・イベント
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